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general treatment

当院は高血圧、腎臓病の管理、治療だけではなく、
生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、肥満、高尿酸血症など)の治療もできるクリニックとして、
皆様のお役に立てる医療機関としての役割も果たしていきたいと考えています。まずはお気軽にご相談下さい。

高血圧とは

主な血圧上昇の機序としては、ポンプである心臓から出てくる血液が増加した場合(塩分の摂取過多)、血管の柔軟性が低下した場合(動脈硬化の進行)があります。また様々なストレスも血管の過度な緊張を招き、柔軟性が低下します。ただし血圧の上昇だけでは症状は基本的にありません。高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれているように、ほとんど自覚症状がないまま動脈硬化が進行していきます。その結果、脳卒中(脳梗塞、脳出血)、心血管合併症(心筋梗塞、心不全)、腎障害など様々な合併症をきたします。心筋梗塞や脳卒中は突然の変化であり、その日から人生が180度変わってしまう人もいます。血圧が高くなったらそのまま放置せず、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

高血圧の診断は
(1)病院・クリニックで測る診察室血圧
(2)自宅で測る家庭血圧
(3)15分~1時間ごとに1日かけて血圧を測る24時間血圧

この3つがあります。一般的には診察室血圧および家庭血圧を用いて診断します。診察室血圧が、収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上、自宅で測定する家庭血圧はそれより低い135mmHg以上または85mmHg以上が高血圧と診断します。このうち診察室血圧の測定は1日だけではなく別日にも行い、数回の測定結果をもとに判定します。
また、家庭血圧の値が5~7日の平均でどちらか一方でも135/85mmHg以上である場合も高血圧と診断されます。
最近の研究では脳心血管病の発症を予測する方法として、診察室血圧よりも家庭血圧の方が優れていることが分かってきたこともあり、日本高血圧学会のガイドラインでも、高血圧の判定では診察室血圧よりも家庭血圧を優先しています。また血圧はあらゆる条件で変動することがあります。
例えば家庭血圧は正常値でも病院で測ると緊張して血圧が高くなってしまう場合を「白衣高血圧」と呼びます。 一方、診察室血圧が正常でも診察室以外での血圧が高血圧を示す「仮面高血圧」もありますので注意が必要です。

高血圧の要因

高血圧の原因は主に原因不特定の本態性高血圧と特定の病気や薬物による二次性高血圧の二つに大別されますが、全ての高血圧患者さんの約9割が本態性高血圧の方です。本態性高血圧の原因は不明とされていますが、現時点では遺伝的要因や肥満、大量の飲酒、喫煙、塩分の過剰摂取、運動不足、ストレス、加齢などが挙げられます。また透析に至る原因は糖尿病、高血 圧、肥満などの生活習慣病が関与することが多いことが分かっています。一方、高血圧の約10%は、何らかの原因がある二次性高血圧と言われています。これはホルモン分泌異常、腎疾患、薬剤の副作用が原因と考えらえます。二次性高血圧は通常の降圧治療では効果がないこともありますが、原因を取り除けば血圧の改善が期待できます。

本態性高血圧の治療方法

高血圧は早期から管理することが大切です。薬物療法だけではなく、食事療法、肥満の解消、運動療法、節酒、禁煙など生活習慣の改善に取り組むことが重要です。まずは塩分制限など食事療法が基本となりますので、当院では栄養士から食事内容について具体的にアドバイスをさせて頂きます(栄養士の指導については予め予約が必要となります。お気軽にご相談下さい)。また運動療法については、血管内皮機能を改善することにより降圧効果が得られること、さらには腎不全の進行を抑制する効果も報告されています。当院ではまず筋肉量、筋力、身体機能の評価を行った上で、運動療法の指導をさせて頂きます。筋肉量の測定につきましては、体成分分析装置(In body)を使用します。筋肉量だけではなく、体脂肪分析、内臓脂肪量についても測定できますので、運動療法による効果も実感して頂けるかと思います。

病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くするためのワクチンを接種することが予防接種です。予防接種は個人の感染や重症化を防ぐ(直接効果)ことや、社会に病気が蔓延するのを防ぐ(間接効果)ことを目的としています。ワクチンには予防接種法に基づく定期接種と定期接種以外(任意接種)のワクチンがあります。
各種ワクチン接種は予約制となっておりますので、来院前にご予約をお取りいただくようお願いいたします。

生活習慣病などは症状が出ないまま進行することが多いので早期発見に努めることが大切です。
定期的に健康診断を受けてご自身の健康に対する意識を高めましょう。
健康診断を希望される場合は事前に電話でお問い合わせください。
健診内容を確認し予約を行います。内容によっては当日も受診可能です。

検査結果について

・診断書は最短で翌診療日にお渡しできます。
・健診内容に血液検査が含まれなければ当日にお渡しできます。
・ご希望があれば郵送も可能です。

「企業健診」をお考えのご担当者様

当院の企業健診は、企業様が利用しやすい効率の良い検査が特徴です。
企業健診のほか、雇用時健康診断、海外渡航健康診断なども対応可能ですので、受診期間や受診人数などのご相談はお気軽に当院へお問い合わせください。