• TOP
  • 透析治療について

kidney dialysis

慢性腎不全により、維持透析を必要とされる患者さんは、年々増加しています。
当院では最新の透析液供給システムと透析装置を設置し、厳重に管理された清浄化透析液を用いた透析を行っています。
長期療養生活を送る患者さんに寄り添い、少しでも安心して透析治療を受けていただけるようにサポートいたします。

診療時間

8:00 - 12:00
13:00 - 17:00 - - -
18:00 - 22:00 - - -
休診日:火曜・木曜・土曜日午後、日曜日
年末年始、祝日は通常通り透析を行っています

腎臓に代わって腎機能低下により体内に溜まった老廃物(尿毒素)を除去し、血液を浄化する方法が透析療法です。透析器と呼ばれるダイアライザーに血液を送り、血中の余分な水分、老廃物を除去し、電解質の濃度調節、酸アルカリバランスの改善を行った後、体内に血液を戻します。これを連続して1回の透析につき3~5時間、週3回行います。また体外(透析回路内)に血液が出ることで、血液が凝固しやすくなりますので、抗凝固剤(主にヘパリン)を使用しながら透析を行います。透析法は主にHD(血液透析)、HDF(血液透析濾過)でしたが、近年ではオンラインHDFならびに間歇補充型HDF(I-HDF)が主流になっています。当院では、合併症の予防と心臓に負担が少ない透析ができるよう、全台オンラインHDF、I-HDFによる透析が可能です。しかしオンラインHDF、I-HDFは使用する補充液が血中に入るため、徹底的に洗浄された超純水透析液が必要となります。そのため当院では最新の透析液供給システムと透析装置を設置し、厳重に管理された清浄化透析液を用いた透析を行っています。

特徴 01 オンラインHDF(オンライン血液透析ろ過)の導入

HDFとは、日本語で「血液透析濾過」を意味します。HD(血液透析)と比較すると、「on-line HDF」の方がより多くのろ過処理をすることができるため、より多くの老廃物を取り除くことができます。利点は通常の透析では取り除くことが難しく、体内に蓄積されてしまう低中分子の老廃物(β2ミクログロブリンなど)を効率よく除去することができますので、貧血の改善、心臓への負担の軽減、透析中の血圧の安定化、かゆみや手足の痛みの軽減、残腎機能の保持に加え、寿命およびADLの向上をはかることが可能となります。

特徴 02 十分な透析時間

透析は週3回、1回3時間で開始となり、尿量の減少伴い4時間の透析となることが多いと思います。この4時間が標準透析時間とされていますが、必要な透析時間については個人差があります。心臓疾患のある方に透析を短時間で行うと、透析中の血圧低下をきたす可能性があります。またお若い方や体格の大きい方では、必要なエネルギー量も大きいため食事摂取量も多くなります。そのため1回4時間の透析では毒素を除去できず、透析中の血圧変動、慢性的な疲労感、皮膚の色素沈着、関節の痛みなどがみられることがあります。これらは透析時間を長くすることでこれらの症状が改善されることが期待できますので、当院では十分な透析を行うことを心がけています。

特徴 03 徹底した水質管理

オンラインHDF、I-HDFは使用する補充液が血中に入るため、徹底的に洗浄された超純水透析液が必要となり、透析液の清浄化対策は極めて重要な業務のひとつです。当院では、月1回以上の水質検査を実施し、学会の定める水質基準をクリアした透析液を提供しています。患者さんに安心して透析を受けて頂けるよう、専門のスタッフがハイレベルな水質管理を徹底しています。

特徴 04 合併症の管理・予防

透析患者さんは、様々な合併症をきたします。主なものに腎性貧血、骨ミネラル代謝異常、高血圧・低血圧、動脈硬化 症、透析アミロイドーシス、感染症、後天性嚢胞腎・腎癌、サルコペニア(筋肉量減少症)、シャントトラブルが挙げられます。そのため当院では症状が出現してからではなく、定期的な検査を行うことで早期に診断を行います。動脈硬化の進行は脳梗塞、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症にも関連することから、ABI、エコー等により定期的に評価を行い、治療が必要であれば速やかに連携病院にご紹介させて頂きます。また透析患者さんは、尿毒症性物質の影響により同年代の方と比較しサルコペニアが進行しやすいことが報告されています。当院では患者さんの筋力ならびに運動能力の評価を行い、適切な運動療法を実施致します。またサルコペニアの対策として食事療法は非常に重要です。そのため専門的な知識をもった管理栄養士から具体的な食事内容をご提案させて頂きます。

特徴 05 夜間透析に対応

日中にお仕事をされている方は、治療のためとはいえ週3回仕事を休むことは、同僚や上司に気を遣うと思います。そのような患者さまのニーズにお応えするため、当院では夜間透析を行っていますので、お仕事帰りに透析治療を受けて頂くことができます。

特徴 06 落ち着いた個室のような空間、完全バリアフリーの院内

透析室のベッド間にパーテーションを設置することで、プライベート空間を確保しています。また院内には段差はなく、廊下も広くしていますので、車椅子でも不自由なく移動することができます。

特徴 07 旅行透析に対応

当院では、石川県へ旅行や出張で来られる方のための旅行透析を行っております。旅行や出張先の透析に不安を感じている方にも安心して透析を受けていただけるよう、万全の体制でお迎えしております。まずはお気軽にお問い合わせください。
旅行透析について

無料送迎の実施

血液透析患者さまに限り、ご自宅からクリニックまで無料送迎をしています。
自力通院やご家族の送迎が難しい方はお気軽にご相談下さい。また車椅子にも対応しておりますのでお気軽にお問合せ下さい。(一部、介護保険を使用していただくこともあります。)
送迎エリアにつきましては、患者さんのお体の状況や、ご自宅の環境に合わせて送迎を行っています。 対象地域、時間等は随時ご相談下さい。

01

まずは、お電話でご相談下さい。※お問い合わせフォームからのご相談も可能です。

02

ご予約いただいた見学日に、一度ご来院いただきます。

健康保険証、医療証類、現在のかかりつけの透析施設からの書類(診療情報提供書、透析条件などが記載されたサマリー、透析記録3回分)をお持ちください。

03

透析日時を決定

透析日や開始時間は、患者さまの体調や透析条件・ご希望時間、透析室の空き状況、送迎車の空き状況(ご希望の場合)により決定されます。

初診時の持ち物

  • 保険証
  • パジャマ(貸出も行っております)
  • バスタオル 1枚
  • フェイスタオル 1枚
  • イヤホン
  • スリッパなどの内履き
  • お薬手帳、止血ベルト(お持ちの方のみ)
  • その他医療証類

※医療証類:健康保険被保険者証・国民健康保険被保険者証、特定疾病療養受療証、重度心身障害者医療受給者証、後期高齢者医療被保険者証、障害者手帳(障害者医療証)、自立支援医療受給者証(更生医療)介護保険証 等